「社会事業の日」信施奉献のお願い

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「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。」(ローマの信徒への手紙8:35)

+主の平和がありますように

 秋の行事などでお忙しい中をお過ごしのことと存じます。それぞれの地で神さまのご用を果たしておられる教会・伝道所・礼拝堂の上に、更なる祝福と導きがありますように。

 さて、日本聖公会では1977年の総会決議により、特定25の主日(今年は10月23日・聖霊降臨後第23主日)を「社会事業の日」と定め、今日まで継続されています。
日本聖公会社会福祉連盟の推薦により、今年は下記の働きを憶えて祈り、当日の信施をその働きのために献げることとなりました。

「キリストの愛によって行われているこれら社会事業は、キリストの救いのみ業の延長線上にあるものであり、キリストの模範にならってなされるところの日本聖公会の礼拝・伝道・奉仕という使命の一部を担っているものであると考える」と、先の決議の提案理由が述べられています。私たちはこの思いを改めて確認し、日本聖公会に属するすべての社会事業の働きを憶え、神さまの導きと祝福を祈りたいと思います。

2016年10月3日

日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 矢萩新一




【子どもの園について】

子どもの園はキリスト教の精神を基礎とし、40名の子どもたちと約20名の職員が起居を共に住まいながら生活している児童養護施設です。人々が暮らしてはいるが「住まう」ということがどういうことか分からなくなってきている時代に大きな課題を抱え、さまざま事情で、子ども達はやってきます。
 
子どもの園は小規模・小舎型の先駆けとして昭和53年に建設されました。築後38年が経過し、老朽化、耐震強度不足、床の沈下などが進んでいる状況です。現在の社会事情、養護施設の措置の内容を踏まえた住まいを整え、新たな「子どもの園」として再生整備、全面改築に踏み出しました。子どもたちが心も身体も安心して住まう場所がもたらされるよう、どうぞお祈りください。


【リデルライトホーム/熊本聖三一教会について】

九州大震災により、リデルライトホーム及び熊本聖三一教会は大きな被害を被りました。しかし教会もホームも震災以降自らを顧みず、地域の復興に向けて誠心努力をしてきました。地域のため、また菊池恵楓園・黎明教会への支援など日常的に継続した働きがなされております。

先の状況が見えない中、福祉避難所を開設したノットホーム他、大きな被害を受けられた本体の高齢者福祉施設、また礼拝堂・会館・牧師館の復興に向け取り掛かっております。リデルライトホーム及び熊本聖三一教会の復興・耐震補強工事のため、お祈りください。

2016.10.05 | 社会事業の日

「青年活動のための日」信施奉献ご協力のお願い

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見よ、きょうだいが共に座っている なんという恵み、なんという喜び (詩編133:1)


主のみ名を賛美いたします。

日頃は日本聖公会の青年たちの活動を覚え、お支えいただいていますことを心より感謝申し上げます。青年活動は、各教会や教区での取り組みがベースになりますが、聖公会の枝という恵みの中で、それらの垣根を越えるつながりや思いがネットワークとなり、聖公会員にとって豊かな出会いと経験の機会が与えられています。

聖公会の持ち味を生かしながら、青年たちの経験の機会をたくさん提供できますようにと願いながら、青年委員会は歩んでおります。

青年活動の働きとしては、現在11教区各教区に青年担当者を置いて頂き、年2回情報交換の場を持っております。また日韓青年セミナーを開催し、歴史を、痛みを負わされた人々の声に耳を傾けることを通して学ぶ機会が与えられております。そして4年に一度全国青年大会を開催いたしますが、今年は北海道教区を会場に開催する予定で、U26(26歳以下の青年有志の集まり、ユージロー)のメンバーと準備を進めております。そのU26を応援することも大切な働きです。

又、世界の聖公会青年ネットワークやランベス会議等への青年スチュワード派遣、各協議会やWCC等への青年スチュワード派遣は継続的になされてきましたし、何よりその経験の受け皿が、以前よりも充実してきているように思います。昨年8月の日韓青年セミナーは初めて中国を舞台に、歴史を学びました。そして東北アジアの平和を模索する為に、朝鮮民主主義人民共和国にある、かねてより繋がりのある病院の支援を両聖公会で行いました。更に今年は聖公会アジア青年大会が西マレーシアを会場に初めて開催されます。継続したネットワーク作りと、東アジアにおける聖公会青年としての課題を担っていこうとする、強力なモチベーションのもとに行われる取り組みです。青年委員会は2011年3月11日以降、東日本大震災で痛みを負われた方々といっしょに歩きたいと、その活動の視点を東北に置いています。そしてそれは、日韓青年セミナーや北海道での青年大会、アジア青年大会でも変わりませんし、この16年継続して沖縄・辺野古の米軍基地移設の問題を心に留めてきたことと通じるものです。どうか、このような青年委員会の働きをご理解いただき、青年のための祈祷日を覚え、お祈りとご支援をお願いいたします。最後になりましたが、九州地震の被災された方々の慰めと励まし、またヴォランティアの働きが強められますようにと祈ります。

貴教会、教区の働き、特に青年の働きが益々祝福されたものとなりますようにお祈りいたします。


2016年7月14日
管区事務所総主事 司祭 矢萩新一
青年委員会 委員長 司祭 小林 聡

2016.07.15 | 青年活動のための日

2016年海の主日

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+主の平和がありますように。
日本聖公会総会の決議により、毎年7月の第2日曜日は「海の主日」として守っています。

今年は7月10日(聖霊降臨後第8主日)がその日にあたります。海で働くすべて人々の福祉と安全のため、また、海で働く人々に奉仕している聖公会およびキリスト教諸教派の海員宣教団体のため、ことに現在、横浜・神戸・苫小牧にあるミッション・トゥ・シーフェアラーズ(M.t.S.)の働きを憶えます。神さまの導きの中にあっても、海上での危険な働きに就かれている方々のことを憶えてお祈りください。

M.t.S.の担当司祭がすてきなポスター・チラシを作成してくださいました。掲示するなどしていただき、海で働く人々の大きな支えとなり、働いておられることをお知らせいただければ幸いです。

そして、当日の主日礼拝の中で、祈り(7月の代祷表に掲載の特祷)と信施を各M.t.S.の働きを支えるためにお献げいたしますので、よろしくお願いいたします。


2016年6月15日
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 矢萩新一


日本語リーフレット
http://www.nskk.org/province/others/16seasun_leaflet.pdf

子供用リーフレット
http://www.nskk.org/province/others/16seasun_kids_leaflet.pdf

2016.06.17 | 海の主日

沖縄週間ポスターの掲示と、沖縄週間および、沖縄の旅のためにお祈りをお願いします

今年の「沖縄週間」は6月19日(日)から25日(土)となります。「沖縄週間」は、日本聖公会全教区の教会・伝道所が沖縄の苦難の歴史と記憶を継承し、そして沖縄の現実に思いを寄せ、私たち自身が主の平和を求めて祈ることを目的として定められています。

現在、沖縄では辺野古への新基地建設が一時中断され、ゆっくりと撤退されていますが、緑豊かな高江では、日々不穏な動きが高まってきています。この地区と隣り合わせになっている米軍北部訓練所には22か所のヘリコプターの着陸帯(ヘリパッド)があり、区民の皆さんは爆音や墜落の危険の中での生活を強いられてきました。そこへ防衛局は2007年7月から新たに6か所のヘリパッド建設工事を強硬に開始し、2014年3月には一番近い民家から約500mしか離れていないところに1つのヘリパッド(N4)を完成させ、これによって昼夜を問わず住宅地や小学校、中学校の上を低空飛行されるようになってしまったのでした。本土に生きる殆どの人にとって、「爆音に苦しめられない生活」、「空からの危険に怯えない生活」とは当たり前のようなことではないでしょうか。でもその当たり前は区民の皆さんにとってはまったくもって当たり前ではない。そしてその当たり前を、最近になって、より一層奪い取られてしまう動き、それは6つのヘリパッドのうち未完成の4つを年内に完成させようとする動きが日々高まってきていると言うのです。

「平和」って何なのでしょうか。私たちの誰もが求めている「平和」っていったい何なのでしょうか。それは自分の、あるいは自分たちの何かしらの主義主張や利益のために誰かを、何かを排除してまで、そして傷つけたり、苦しめたりしてまで手にするものなのでしょうか。

今年も沖縄週間で目と心を天に上げて、キリストの平和が広がっていくようにと共に祈ってください。ヨハネによる福音書が伝えていますように、『わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。』とのイエス様のみ言葉をゆっくりと味わいつつ、キリストの平和が広がっていくようにと共に祈ってください。「誰かが「こうすることが平和だ」と言っていたので、ただ無条件に自分もそのように考えようとする「平和」」、また「長いものに巻かれてしまうような「平和」」、例えばそのような「わたしの平和」ではなくて「キリストの平和」を、です。そして同封のポスターを掲示いただいて、特に6月19日の主日礼拝の中では「沖縄週間の祈り」を一緒に祈ってください。沖縄教区と日本聖公会正義と平和委員会は、6月24日(金)から27日(月)までの間、「命どぅ宝 ~平和って何?わたしの平和、キリストの平和~」のテーマで「沖縄の旅」を開催いたします。是非、このプログラムのためにもお祈りくださいますよう併せてよろしくお願いいたします。

2016年5月17日
日本聖公会正義と平和委員会
委員長 主教 渋澤一郎 
沖縄プロジェクト担当
司祭 長田吉史



沖 縄 週 間 の 祈 り

歴史と生命の主である神よ、私たちを平和の器にしてください。
嘆きと苦しみのただ中にあなたの光を、
敵意と憎しみのただ中にあなたの愛と赦しをお与えください。
私たちの出会いを通して悲しみの中に慰めを、痛みの中に癒しを、
疑いの中にあなたへの信仰を、主よ豊かに注ぎ込んでください。
この沖縄週間を通して私たちを新たにし、
あなたの示される解放と平和への道を歩む者としてください。
私たちの主イエス・キリストのいつくしみによって、
このお祈りをお献げいたします。 アーメン



日本国憲法 第2章 戦争の放棄 第9条

〔戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認〕
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。



日本聖公会 沖縄教区
日本聖公会 正義と平和委員会

2016.05.20 | 沖縄週間

地球環境のために祈る日

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主の御名を賛美申し上げます。

最近はほとんど報道されることがなくなりましたが、2011年3月11日の東日本大震災とその後の東京電力福島第一原子力発電所の事故によってもたらされた放射能汚染は、未だに解決からはほど遠い状態にあります。子どもたちに対する放射能の影響は予測がつきません。それにも関わらず、九州地震の危険の只中にある川内原子力発電所は再稼働され、その他の原子力発電所でも反対の声を押し切って再稼働が強行されようとしています、一方、その間にも地球温暖化(気候変動)や砂漠化、工場排水や排気による大気汚染、その他の環境破壊は、ますます深刻の度合いを増しています。神様によって造られた生命が脅かされ、わたしたちに委ねられたこの世界が破壊されているのです。また原発事故の場合は言うまでもなく、環境難民という言葉が示すとおり、環境破壊によって多くの人々が故郷を失い、いつ終わるともしれぬ避難生活を強いられています。このような事実にわたしたちキリスト者は決して目をふさいではなりません。

わたしたちは、原子力の問題を含めて、これまで人間が神によって造られた自然と生命に対して犯してきた過ちを真剣に振り返り、心からの反省と懺悔の念をもって地球環境のために祈るとともに、わたしたち自身の生活様式の転換をはからなければなりません。去る2010年の日本聖公会第58(定期)総会において『地球環境のための祈り』が決議されましたが、第62(定期)総会においても、この祈りを継続する決議が提出される予定です。そこで2016年も引き続きこの祈りをともに献げたいと存じます。


【地球環境のための祈り】
2010年の日本聖公会第58(定期)総会ならびに2014年の第61(定期)総会で決議された通り、6月5日の「国連世界環境デー」である6月5日の主日の公祷の代祷の中で、以下の『地球環境のための祈り』を、お献げいただくようお願いいたします。ポスターも併せて掲示していただければ幸いです。

「天地万物を創造された主よ。あなたは、すべてのものを造られ、それらをご覧になり『よし』とされ、祝福されました。そして、その管理をわたしたち人間に委ねられました。しかし、東京電力福島第1原子力発電所による災害が示すように、わたしたちはあなたのご命令にそむき、自らの欲望を満たすために自然環境を乱用し、破壊さえしています。今、そのことの故に世界中の多くの人々が苦しんでいます。どうかわたしたちがあなたのご命令に立ち帰り、あなたによって与えられた自然環境を大切に保全し、後(のち)の世代のために残すことができますように。また、原子力発電所による災害など、環境破壊の被害者の苦しみを取り除き、わたしたちの生活を変え、自然と共に生きることができますように。そして、自然を通じてあなたが現されるご栄光を仰ぎ見ることができるようにしてください。主イエス・キリストによってお願いいたします。 アーメン」


天地創造のとき、神はわたしたち人間に、自然を大切に管理することを委ねられました。創世記第1章にある「地の支配」という言葉は、かつては人間が自然界を無制限に利用する権威を与えられたというように解釈されていたこともありますが、現在では、環境破壊への反省を込めて、この「支配」は、古代イスラエルの牧者的王の働きであり、「世話をする」「見守りつつ大切に管理する」という意味合いを持っているのだということが、諸教会によって認識されています。「『支配せよ』と『地を従わせよ』は、数世紀にわたって創造の秩序を破壊する行為を正当化することに誤って用いられてきました。聖書の教えによると、神の像に造られている人間は、神の創造的愛と持続的愛を反映させて、被造物を大事にし、それと調和を保って生きるという、僕としての特別の責任があります。」(1990年、世界教会協議会ソウル会議メッセージ)

世界の聖公会は、ACC(全聖公会中央協議会)やランベス会議において、そのような反省に立って、教会の宣教の指標の一つとして、「被造物すべての統合への安全を図り、地球の生命の維持と再生とにつとめる」ことを掲げています。

「教会がなぜ環境問題を?」という疑問をお持ちの方もおられるかと思いますが、それだけに一層、礼拝の中でお祈りを献げてくださることが大切だと考えます。それは決して、教会の外部の問題でも政治的な問題でもなく、創造の業における神のご命令に従うことであり、生命の源である神との和解を受け入れることであり、信仰の核心に関わる問題だからです。とくに、原子力発電所の事故の結果の重大性がますます明らかになっている今日、もういちど、わたしたちの心からの願いと決意を込めて祈ることが必要ではないでしょうか。


どうか、その趣旨をご理解くださり、各教会において、上記の「地球環境のための祈り」をお献げくださいますようにお願いいたします。

2016年5月15日
日本聖公会正義と平和委員会
委員長 主教 ペテロ渋澤一郎
環境問題担当者 司祭 ペテロ岩城 聰

2016.05.19 | 地球環境のために祈る日

憲法記念日のポスター掲示のお願い

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主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。
彼らは剣を打ち直して鋤とし
槍を打ち直して鎌とする。
国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない。
イザヤ書2章4節


主の平和

正義と平和委員会・憲法プロジェクトでは、今期もテーマを「9条」、「信教の自由」に絞り、共に学び、祈りたいと願っております。
自民党の「憲法改正」が現実味を帯びている今、わたしたちは、常に「憲法改正反対」の声をあげ続けていきたいと思います。
昨年に引き続き今年も、憲法記念日(5月3日)を迎えるにあたり、ポスターを作成いたしました。ポスターの掲示もお願いいたします。ポスターにあるお祈りを、礼拝や集まりの折に、共にお捧げくださいますようお願い申し上げます。

このポスターが、憲法を思い起こし平和を祈るひとつのきっかけとなりますように。


2016年3月22日

日本聖公会正義と平和委員会
憲法プロジェクト




主よ、私たちは、
戦争で奪われた幾千万の
いのちの叫びから生まれた平和憲法を、
あらためて想い起こします。
この平和憲法を豊かに用い、
主が愛される一人ひとりのいのちを大切にしあう世界へ
歩み出す勇気と力をお与えください。

2016.04.01 | 正義と平和・憲法プロジェクト

「神学校のために祈る主日」を迎えるにあたって

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そして、十二人を呼び寄せ、二人ずつ組にして遣わすことにされた マルコ 6:7


+主の平和がありますように

イエスさまのご復活を喜び祝う期節を豊かにお過ごしのことと存じます。
日本聖公会では総会の決議によって、いくつかの特定主日が定められ、その働きのために祈りと信施をささげて支える活動を継続しています。

来る4月17日の復活節第4主日は、「神学校のために祈る主日」です。
聖公会神学院とウイリアムス神学館のために祈り、その働きのために当日の信施をお献げしますので、どうぞお憶えください。

2106年度は、ウイリアムス神学館で6名、聖公会神学院で7名の方々が学ばれています。神学生一人ひとりが学び・成長し・仕える者として整えられますように、すべての教区に聖職志願者が与えられますように、神学教育に携わる人材が与えられますように、そして両神学校での学びを支える教授、スタッフの方々の働きの上に、神さまの導きと祝福・励ましが与えられえますようにお祈りください。
主にあって

2016年4月1日
日本聖公会 管区事務所総主事
司祭 矢萩新一


ポスター挿絵:司祭 佐々木道人

2016.04.01 | 神学校のために祈る主日

2016年聖公会生野センターのための主日

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「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ」(マタイによる福音書18章3-4節)


 主の御名を賛美いたします。

 今年も3月1日(1910年の三・一独立運動の日)に近い主日、2月28日大斎節第3主日の信施を「聖公会生野センターの働きのため」、祈りのうちに覚え、おささげくださいますことを感謝申し上げます。

 韓国併合から100年以上が過ぎました。昨年年末には電撃的に「日本軍慰安婦問題」の「妥結」が日韓政府の間で「合意」されましたが、当事者不在のこの結論は多くの人たちから批判されています。又、ヘイトスピーチはその規模こそ小さくなったとはいえ回数は減ることなく日本社会の病巣として以前存在しています。
 今こそ「小さくされた人たちと共に生きる」ことがこの社会に求めたれていると思います。

聖公会生野センターは、日本近現代史の中で、朝鮮半島への侵略によって犯した多くの罪に対する懺悔とそれに対する和解への祈りが、在日韓国朝鮮人の多い大阪市生野区での働きとなって、「聖ガブリエル教会」の存在と共に、目に見える形をもって結実した小さな社会宣教共同体の一つです。

 聖公会生野センターは開設24年を越えてますます地域社会での働き、「弱くされた人」たちとの協働、そして聖公会を始めとした教会と共にその働きが進められています。又聖公会生野センターは地域社会の人々との出会いと学びと交わりの大切な場所になっております。韓国語教室、在日のお年寄りの集い、昼食サービス、障がいを持った人たちの美術教室や障害を持った人たちへの支援活動、落語会など、多くの大切な活動がなされています。
「いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださった」という思いと信仰によって地域の人々と共に歩んでいく働きを、生野区の地域福祉アクションプラン、教区の在日韓国朝鮮人宣教協働委員会、管区の正義と平和・日韓協働プロジェクト、大韓聖公会の分かち合いの家などとの連携と交流を一層深めながら更に進めていきたいとスタッフ一同、心から願っております。

 不況の下、財政的には大変厳しい聖公会生野センターの働きですが、神に喜ばれ、福祉の狭間で生きる人々と共に歩む働きをこれからも続けてまいります。皆さまの熱いお祈りとご支援を心よりお願い申し上げます。 

2016年2月12日
聖公会生野センター
理事長 主教 磯晴久
総主事 呉光現

聖公会生野センターホームページ
http://www.nskk.org/ikuno/

2016.02.15 | 聖公会生野センターのための主日

2016年大斎節

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「神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。」
(ペトロⅠ 1:23)



【大斎節】
大斎節は、「信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」
(森紀旦著「主日の御言葉」より)

 今年は大斎節の聖句として、
「神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。」
(ペトロⅠ 1:23)
を選びました。
私たちの信仰生活は、イエスさまの十字架を仰ぎ見ながら日々新たにされていきます。生きたみ言葉に出会い、誰のために・何のために教会はあるのか改めて見つめ直す時を過ごしたいと思います。


【大斎克己献金】
 日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる尊い習慣が守られてきました。当初は、沖縄伝道や教役者が副業を持つことを止めるためでした。1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のため、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」のために用いられました。1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」という議案が総会に提案され、①海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、②日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、として今日に至っています。

ことに新たな宣教活動のためとしては、今までに11の新伝道地(教会)がこの献金による支援を受けて誕生し、10の新たな働きが開始され、より充実した働きへと発展したものを含め、地域での宣教活動を継続しています。

新伝道地(現在の名称)としては、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)、「佐賀聖ルカ教会」伝道所(九州)。
新たな宣教活動としては、愛知聖ルカセンター(中部)、ウイリアムス神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口ぶどうのいえ(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都)。27年間で、様々な教会の働きを支えてこられたことを改めて憶え、感謝いたします。


【2016年度大斎克己献金使途予定】
・国内伝道強化プロジェクトのため
 大斎克己献金から1千万円を上限として、祈りと共に新たな宣教の働きに献げ、その働きが更に強められるようにと後押しするものです。

 今年は北関東教区から申請があり、「聖バルナバミッションとリー女史記念事業推進委員会計画」に1千万円(総予算5千750万円)の支援を常議員会で決めました。

 メアリー・ヘレナ・コンウォール・リー宣教師は、1907年に来日し、1916年に草津へ入り、聖バルナバミッションとして、ハンセン病者の尊厳の回復に尽力されました。その計り知れない功績を多くの人々に伝えるため、2012年に草津聖バルナバ教会の旧牧師館を改修し、仮記念館「リーかあさま記念館」が開館されました。リー師の生涯と働きは、北関東教区のみならず、日本聖公会にとっての大切な宝であり、福音と言えるでしょう。リー師の存在とその働きを広く伝えることは、私たち人間が自らと他者のいのちを見つめ、被造物として神の愛の中で共に生きる者となることを促す、宣教の原点であると意義付けられています。6年計画で本格的な記念館の建築を目指し、資料の収集、公開学習会や出版などの教育事業、企画展示や文化・交流事業、広報事業などの更なる展開が予定されています。

・国内外の宣教協力のため
 緊急災害援助、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外在住日本人会衆、海外宣教協働プロジェクト、協働エキュメニカル活動、平和宣教教育活動、その他様々な諸活動のために用いられます。

 大斎克己献金の目標額は2千万円です。献金袋は目につきやすい壁などに貼り付け、大斎節中の40日間、事あるごとにお献げください。その日一日の克己(様々な欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返って「入れる」。お一人おひとりの克己の献げものが復活日に献げられ、管区へと集められて一つとなり、大きな力となることを憶え、様々な宣教の働きをお支えくだされば幸いです。

 今年の大斎節もみなさまの信仰生活を強める有意義な期間となりますように。

日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 エッサイ 矢萩新一


絵:かるべめぐみ

2016.01.20 | 大斎節

ハンセン病問題啓発の日

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「主は、従う人に目を注ぎ助けを求める叫びに耳を傾けてくださる」
(詩編34:16)


+主の平和がありますように。

 全国に広がる教会・伝道所・礼拝堂の上に、ますます神の祝福と導きが豊かにありますように祈ります。

 2004年第55(定期)総会で「ハンセン病問題啓発の日を設け、ハンセン病問題への理解が深まるために祈る件」が可決され、2005年から顕現後第6主日(顕現後第6主日がない年は顕現後の最後の主日)に定められた祈りをささげ、また、ハンセン病問題に理解を深めることを重ねて参りました。今年は1月31日がその主日にあたります。

 ハンセン病に対する聖公会の取り組みはメアリー・ヘレナ・コンウォール・リーやハンナ・リデル等の実践に遡り、宣教師たちの意識の高さを垣間見ることができます。しかし第二次大戦後プロミンの導入により治癒可能な病気であることを知りながら、90年間に及ぶ「らい予防法」の存在を許し、根深い差別と偏見を日本社会の中に残していることに私たちは罪深さを覚えます。現在ハンセン病療養所に入所されている方々は、家族との絆を断ち切られ、社会復帰も許されぬまま生活され、平均年齢も80歳を超えておられます。入所者の皆さんの人権の回復は緊急の課題となっています。今年は「らい予防法」が廃止されて20年目にあたります。入所されている方々の期待に私たちに応えられることがあれば積極的に取り組みたいと願っています。

 どうか、1月31日顕現後第4主日の礼拝で、「ハンセン病問題への理解が深まるための祈り」をお用いくださり、ハンセン病問題に対する理解を深めていただければと思います。

2016年1月18日 
人権担当主教 主教 武藤謙一
管区人権担当者一同


<ハンセン病問題への理解が深まるための祈り>
慈しみ深い神よ、み子イエス・キリストは病気のために差別された人々を深く憐れみ、み手を差し伸べて癒されました。キリストに倣って生きる者とされたわたしたちは、一人ひとりが大切にされて生きる社会を築こうと願い求めます。ことにハンセン病を患ったために社会から見捨てられ、苦渋の人生を生きなければならなかった人々の苦しみを思います。これまでに、この苦しみに関心を寄せず、また差別する社会を改める働きをしてこなかったことを思い、懺悔いたします。どうか、すべての人々が、この病気の事実、また回復者の現実など、ハンセン病をめぐる問題を理解することによって、み心にかなう社会を建設することができますように、多くの苦しみの中にある人々の友となり歩まれたみ子、わたしたちの主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン


(追 記)
2003年に東京教区人権委員会が主催した荒井英子氏の講演会『ハンセン病とキリスト教』の講演録を再印刷中です。参考になると思います。別便で各教会にお送りしますのでご活用ください。

2016.01.20 | ハンセン病問題啓発の日

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