大斎克己献金2009

大斎節ポスター2009


2009年2月25日~4月11日

隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。
(マタイ 6:4)

「永遠にいます全能の神よ、あなたは造られたものをひとつも憎まず、悔い改めるすべての罪人を赦してくださいます。どうかわたしたちのうちに悔い改めの心を新たに起こしてください。わたしたちが罪を悲しみ、その災いを悟り、完全な赦しと平安にあずかることができますように、主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン」

この『大斎始日』の祈りをもって大斎節が始まります。大斎節は、イエスさまの復活を迎える準備の期節ですが、その成り立ちのひとつに、復活日に洗礼を受ける人のための準備をする期間として守られていました。そこから、洗礼を受ける人以外も、復活日を迎える準備の期間として守られるようにもなりました。
その過ごし方として、「祈り」「断食」「施し」が勧められてきました。この三つのことを言い換えるなら、『礼拝出席、奉仕、克己献金』と言えるのではないかと思います。そしてこれらの過ごし方は、各人が自分の責任において考え、決め、実行なさっていくことなのだと思います。

ひとつのすてきな話があります。入院して重い病気の床にあった女性を見舞いに出かけた。その方は病気の故に長い間教会に行くことができなかった。そのため月約献金が滞っていることが気になっていた。そのことを聞かされた訪問者は、重い病にあるのだから、今はそんなこと気にしなくてもいいのではないですか、と慰めると、その方は「これは神さまとの約束だから」と毅然と、しかし、優しくおっしゃった、とのことです。

「神さまとの約束」、すてきな言葉ではないでしょうか。そして、すばらしい信仰の姿ではないでしょうか。この想いの根底にあるものは、大斎節を過ごそうとする私たちに豊かな指針を与えてくれるものです。一年間の信仰生活の中での40日間の大斎節は、ことに自らを振り返ることのできる時ではないかと思います。その中で“神さまとの約束”をあなたはどのようにするのでしょうか。

さて、日本聖公会では、毎年「大斎克己献金」を呼びかけています。今年の目標額は2,250万円です。大斎節を過ごす中で祈りささげられるこの献金は、管区に集められ、大きく分けて三つの目的のために用いられます。

①海外教会宣教協力のため ②国内宣教協力のため、そして、 ③国内伝道強化のためです。国内伝道強化のための枠では、毎年一か所の働きに集中して祈り、支えます。今年は、中部教区が行うプロジェクトの「可児・美濃加茂ミッション」の働きが選ばれました。岐阜県の可児市・美濃加茂市周辺の地域に、多数のフィリピン聖公会からの信徒の方々が働きながら生活を営んでいる事実があります。慣れない外国での生活とハードで不安定な労働状況により、精神的なケアーを訴える人々が多いとのことです。このプロジェクトでは、一日も早く拠点を確保し、ケアーをしつつ礼拝の機会を提供することを目指しています。また、このプロジェクトはフィリピン人だけのための働きではなく、可児市・美濃加茂市周辺には聖公会の教会がないので、この働きをきっかけに、様々な人々が信徒として加わっていけるような場にしたいとのことです。ここにまた一つ、神の働きが始まるのです。

私たち一人一人の祈りとささげものが集められ、大きな力となって、宣教のみ業に用いられる幸いを想い、味わっていただければと願います。そして、意義ある大斎の時を過ごしていきたいものです。 


2009年 大斎節
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 ヨハネ 相沢牧人





版画提供;佐藤泉

2009.02.12 | 大斎節

«  | HOME |  »

FC2Ad

日本聖公会管区事務所

管区事務所 Web site HOMEへ

ブログ内検索

RSSフィード