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地球環境のために祈る日

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+主のご復活を心よりお喜び申し上げます。

日本の国内においては、8年前の東京電力福島第一原子力発電所における事故とその後の放射能汚染によって、自然環境を破壊し、多くの人々の安心と安全、人権を奪い続けています。
今年5月末には、第64(定期)総会の決議により、仙台で「原発のない世界を求める国際協議会」を開催し、各地域での原子力発電所に関わる諸問題を分かち合い、ネットワークの構築や脱原発・反核に向けた取り組み、自然エネルギーへの転換をめざして実行委員会で準備を進めています。
また、沖縄の辺野古への新基地建設においても、沖縄の民意を踏みにじって甚大な環境破壊をもたらしています。
世界では、温暖化による気候変動や砂漠化、大気汚染の問題など、自然環境の破壊は依然として進行し、私たちの生活に深刻な影響を及ぼしています。

神さまは私たち人間に、自然を大切に管理することを委ねられたにも関わらず、自分たちの経済的な豊かさを優先させ、自然を乱暴に扱い、取り返しのつかない環境破壊を行っています。
今一度、自らの生活を振り返り、神さまの被造物である自然と調和し、地球環境を保護しつつ生きる生き方を祈り求めたいと思います。

世界の聖公会でも「宣教の5指標」の5番目として、「被造物の本来の姿を守り、地球の生命を維持・再生するために努力すること」をあげて様々な取り組みが行われています。
2018年の第64(定期)総会で継続が決議されました通り、6月5日の国連「世界環境デー」の直近の主日である6月2日の主日の代祷の中で、以下の「地球環境のための祈り」を、各教会でお献げいただきますようお願いいたします。
ポスターも併せて掲示していただければ幸いです。

日本聖公会正義と平和委員会
委員長 主教 上原榮正
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 矢萩新一



【地球環境のための祈り】
天地万物を創造された主よ。あなたは、すべてのものを造られ、それらをご覧になり『よし』とされ、祝福されました。そして、その管理をわたしたち人間に委ねられました。しかし、東京電力福島第一原子力発電所による災害が示すように、わたしたちはあなたのご命令にそむき、自らの欲望を満たすために自然環境を乱用し、破壊さえしています。今、そのことの故に世界中の多くの人々が苦しんでいます。どうかわたしたちがあなたのご命令に立ち帰り、あなたによって与えられた自然環境を大切に保全し、後(のち)の世代のために残すことができますように。また、原子力発電所による災害など、環境破壊の被害者の苦しみを取り除き、わたしたちの生活を変え、自然と共に生きることができますように。そして、自然を通じてあなたが現されるご栄光を仰ぎ見ることができるようにしてください。
主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン



※「教会がなぜ環境問題を?」という疑問をお持ちの方もおられるかと思いますが、それだけに一層、礼拝の中でお祈りを献げてくださることが大切だと考えます。

それは決して、教会の外部の問題でも政治的な問題でもなく、創造の業における神のご命令に従うこと、生命の源である神さまとの和解を受け入れることであり、信仰の核心に関わる問題だからです。
とくに、原子力発電所の事故による様々な問題の重大性がますます明らかになっている今日、もう一度、わたしたちの心からの願いと決意を込めて祈ることが必要ではないでしょうか。

どうか、その趣旨をご理解くださり、各教会において、上記の「地球環境のための祈り」をおささげくださいますようお願いいたします。

2019.05.16 | 地球環境のために祈る日

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