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2019年大斎節

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「そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。」
(ペトロの手紙Ⅰ 2:24c)


【大斎節】
大斎節は、「信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」
(森紀旦著「主日の御言葉」より)

今年の大斎節の聖句は、
「そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。」(ペトロの手紙Ⅰ 二・二四C)
を選びました。

イエスさまの十字架の死によって、私たちの弱さや罪深さが強さや信頼へとかえられ、神さまと人々を愛する生き様へと導かれています。そのことが復活のいのちに生かされる私の希望であり福音です。
自然を含む私たちすべてのいのちは、神さまがお造りになった大切なもの、イエスさまの受けられた傷によって癒されるべき存在です。そのことを思い起こし、傷と癒しのイエスさまのみ跡に従う道を歩んで行きたいと思います。

【大斎克己献金】
日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる尊い習慣が守られてきました。

当初は、沖縄での伝道や教役者が副業を持つことを止めるためでしたが、1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のため、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」のために用いられました。
1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」という議案が総会に提案され、① 海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、② 日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、として今日に至っています。

ことに新たな宣教活動のためとしては、今までに11の新伝道地(教会)がこの献金による支援を受けて誕生し、12の新たな働きが開始され、より充実した働きへと発展したものを含め、地域での宣教活動を継続しています。

新伝道地(現在の名称)としては、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)、「佐賀聖ルカ教会」伝道所(九州)。

新たな宣教活動としては、愛知聖ルカセンター(中部)、ウイリアム神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口ぶどうのいえ(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都) 、聖バルナバミッションとリー女史記念事業(北関東)、函館聖ヨハネ教会宣教拠点強化計画(北海道)と、様々な教会の働きを支えてこられたことを改めて憶え、感謝いたします。

【2019年度 大斎克己献金使途予定】

国内伝道強化プロジェクトのため
大斎克己献金から1千万円を上限として、祈りと共に新たな宣教の働きに献げ、その働きが更に強められるようにと後押しするものです。
今年は、「中部教区名古屋聖ヨハネ教会地域宣教事業サマリアハウス(新事業展開後はナザレへ名称変更予定)」および、「NPО法人聖公会生野センター障がい者事業発展計画」のためにお献げいたします。地域のニーズに応える宣教の働きとして、学習支援や高齢者福祉の機能の充実をはかり、地域と共に生きる教会としての歩みを強めたいとのことです。

国内外の宣教協力のため
緊急災害援助、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外在住日本人会衆、海外宣教協働プロジェクト、協働エキュメニカル活動、平和宣教教育活動、その他様々に起こってくる諸活動のために用いられます。
 
今年の大斎克己献金の目標額は、1千8百万円です。
献金袋は目につきやすい壁などに貼り付け、大斎節中の40日間、事あるごとにお献げください。その日一日の克己(様々な欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返って「入れる」ことが大切です。

お一人おひとりの克己の献げものが復活日に献げられ、管区へと集められて一つとなり、大きな力となることを憶え、宣教の働きをお支えくだされば幸いです。

今年の大斎節もみなさまの信仰生活を強める有意義な期間となりますように。

日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 エッサイ 矢萩 新一




ポスター原画のご紹介

〇タイトル 
  《落花 - 上華》
  (原画:420×594mm、水性ペンキ・ウレタン、2018年11月)

〇制作者  
  本橋デミル瞳(34歳)
  絵師。飲食店壁画や学術学会ポスターなど作成。
  がんの宣告を契機に絵の道へ進む。
  ホームページ http://jamais-deja.com

〇作品について
  「落花 - 上華」
   2019年大斎節聖句
   「そのお受けになった傷によって、あなたがたはいやされました。」(ペトロの手紙I 2:24c)より想起
   
   棘さえもがれ、三度の挫きに茎まがり、天下る紫衣の薔薇——落花
   残る花弁の舌が舞い、立ち現れる十字白光——上華
   滑車たる十字架——地へ降り立つ天が、地を天上へ引き上げる基点
   大斎節——全人類の霊的救済に見合うだけの、落花の苦痛をおもうとき
   天地をつなぐ不可視のひもは今、再びあらわにされ、つながり
   過去から現在、そして未来へ、滔々と紡がれる歴史の大渦となろう

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2019.02.21 | 大斎節

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