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ハンセン病問題啓発の日

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「わたしが顧みるのは 苦しむ人、霊の砕かれた人 わたしの言葉におののく人。」
(イザヤ書66章2b)


+主の平和がありますように。

全国、すべての教会、伝道所、礼拝堂の上に豊かな神の祝福と導きがありますように。
2004年の第55(定期)総会で「ハンセン病問題啓発の日を設け、ハンセン病問題への理解が深まるために祈る件」が可決され、2005年から顕現後第6主日(顕現後第6主日がない年は顕現後の最終主日)に定められた祈りをささげ、またハンセン病問題に理解を深める事を重ねて参りました。

ハンセン病に対する聖公会の取り組みはコンウオール・リーやハンナ・リデル等の実践に遡り、宣教師達の意識の高さを垣間見ることが出来ます。

しかし、第2次大戦後プロミンの導入により治癒可能な病気である事を知りながら、90年間に及ぶ「らい予防法」の存在を許し、根強い差別と偏見を社会の中に残したままにしている事に、私たちは罪深さを覚えます。
現在ハンセン病療養所に入所されている方々は家族との絆を断ち切られ、社会復帰も難しいまま生活され、平均年齢も80歳を超えられました。入所者の方々の人権回復は緊急の課題となっています。

2016年第62(定期)総会で「ハンセン病回復者と家族のみなさまへの謝罪声明を決議する件」が可決され日本聖公会として正式に謝罪を表明しました。
その年の各教区人権担当会、翌年の聖公会社会福祉連盟の大会と、学びやフィールドワークをして参りました。

2018年中部教区で開催された人権セミナーでは、長野で回復者として活動されておられる作家の方に講演していただきました。
結婚して子どもにも恵まれながら、社会全体に刷り込まれている偏見による差別によって家族を失われました。
ハンセン病に対する誤った理解は偏見を生じ、それ故の差別に苦しんでおられる回復者の方、そのご家族の方は現在も数多くおられます。

2月17日の顕現後第6主日の礼拝の中で、「ハンセン病問題のへの理解が深まるための祈り」をお用いくださり、ハンセン病に関わる多くの問題に対する理解を深めて頂けたらと思います。

2019年1月15日
人権担当主教 主教 武藤謙一
管区人権問題担当者一同


<ハンセン病問題への理解が深まるための祈り>
慈しみ深い神よ、み子イエス・キリストは病気のために差別された人々を深く憐れみ、み手を差し伸べて癒されました。キリストに倣って生きる者とされたわたしたちは、一人ひとりが大切にされて生きる社会を築こうと願い求めます。ことにハンセン病を患ったために社会から見捨てられ、苦渋の人生を生きなければならなかった人々の苦しみを思います。これまでに、この苦しみに関心を寄せず、また差別する社会を改める働きをしてこなかったことを思い、懺悔いたします。どうか、すべての人々が、この病気の事実、また回復者の現実など、ハンセン病をめぐる問題を理解することによって、み心にかなう社会を建設することができますように、多くの苦しみの中にある人々の友となり歩まれたみ子、わたしたちの主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

2019.01.25 | ハンセン病問題啓発の日

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