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2018年聖公会生野センターのための主日

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平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。
(マタイによる福音書 5章9節 )


主の御名を賛美いたします。

今年も3月1日(1919年の三・一独立運動の日)に近い主日、3月4日の大斎節前主日の信施を「聖公会生野センターの働きのため」、祈りのうちに覚え、おささげくださいますことを感謝申し上げます。
 
この信施金の由来である朝鮮の三・一独立運動から来年は100年を迎えます。1984年から始まった日韓聖公会の公式交流は正に友情の交わり以上の兄弟姉妹の大切な間になりました。
朝鮮の三・一独立運動から100年を一年後に控えてこの1年は日韓聖公会が共に祈り協働の力をより発展させようとなりました。
決して順調ではない日韓・日朝の関係を見る時に、今こそ日韓の教会が共に祈り、相互理解を深めつつ平和を作り出す働き人になっていきたいと思っています。日韓の間にあって今こそ「小さくされた人たちと共に生きる」ことがこの社会に求められていると思います。そのことが真の平和が実現する道であると信じます。

聖公会生野センターは、日本近現代史の中で、朝鮮半島への侵略によって犯した多くの罪に対する懺悔とそれに対する和解への祈りが、在日韓国朝鮮人の多い大阪市生野区での働きとなって、「聖ガブリエル教会」の存在と共に、目に見える形をもって結実した小さな社会宣教共同体の一つです。

聖公会生野センターは開設から四半世紀を越えて地域社会での働き、「弱くされた人」たちとの協働、そして聖公会を始めとした教会と共にその働きが進められています。そして多様な人々の出会いと学びと交わりの大切な場所になっております。韓国語教室、在日のお年寄りの集い、昼食サービス、障がいを持った人たちの美術教室や障がいを持った人たちへの支援活動、落語会など、多くの大切な活動がなされています。

「いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださった」という思いと信仰によって地域の人々と共に歩んでいく働きを、生野区NPO連絡会、大阪教区の在日韓国朝鮮人宣教協働委員会、管区の日韓協働プロジェクト、大韓聖公会の社会宣教の働きとの連携や交流を一層深めながら更に進めていきたいとスタッフ一同、心から願っております。

不況の下、財政的には大変厳しい聖公会生野センターの働きですが、神に喜ばれ、福祉の狭間で生きる人々と共に歩む働きをこれからも続けてまいります。皆さまの熱いお祈りとご支援を心よりお願い申し上げます。 

2018年1月25日
聖公会生野センター
理事長 主教 磯晴久
総主事 呉光現

2018.01.26 | 聖公会生野センターのための主日

2018年大斎節

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「その一人の方はすべての人のために死んでくださった。
その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、
自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。」

(コリントの信徒への手紙Ⅱ5:15)

【大斎節】
大斎節は、「信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」
(森紀旦著「主日の御言葉」より)

今年の大斎節の聖句は、
「その一人の方はすべての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。」(コリントⅡ5:15)
を選びました。

私たちの信仰生活は、イエスさまの愛の教えと生き様に倣い、新しく創造されていくものです。
すべての被造物が神さまの愛によって創られ、復活の喜びに招かれていること、そのためにイエスさまは十字架に死んでくださったということを改めて見つめ直したいと思います。

【大斎克己献金】
日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる尊い習慣が守られてきました。
当初は、沖縄伝道や教役者が副業を持つことを止めるためでした。1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のため、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」のために用いられました。1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」という議案が総会に提案され、① 海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、② 日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、として今日に至っています。

ことに新たな宣教活動のためとしては、今までに11の新伝道地(教会)がこの献金による支援を受けて誕生し、11の新たな働きが開始され、より充実した働きへと発展したものを含め、地域での宣教活動を継続しています。
新伝道地(現在の名称)としては、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)、「佐賀聖ルカ教会」伝道所(九州)。
新たな宣教活動としては、愛知聖ルカセンター(中部)、ウイリアム神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口ぶどうのいえ(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都) 、聖バルナバミッションとリー女史記念事業(北関東)。

29年間で、様々な教会の働きを支えてこられたことを改めて憶え、感謝いたします。


【2018年度 大斎克己献金使途予定】

国内伝道強化プロジェクトのため
大斎克己献金から1千万円を上限として、祈りと共に新たな宣教の働きに献げ、その働きが更に強められるようにと後押しするものです。
今年は、「函館聖ヨハネ教会宣教拠点強化計画」のためにお献げいたします。函館聖ヨハネ教会は、歴史的伝統建造物群として、5年に渡る石垣の修復に加え、北海道教区宣教の出発点である同教会の礼拝堂と会館の整備によって、観光客の来訪も多い道南地域の更なる宣教・伝道の強化を図り、地域と共に生きる教会としての歩みを強めたいとのことです。

国内外の宣教協力のため
緊急災害援助、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外在住日本人会衆、海外宣教協働プロジェクト、協働エキュメニカル活動、平和宣教教育活動、その他様々に起こってくる諸活動のために用いられます。
 
大斎克己献金の目標額は2千万円です。献金袋は目につきやすい壁などに貼り付け、大斎節中の40日間、事あるごとにお献げください。
その日一日の克己(様々な欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返って「入れる」ことが大切です。お一人おひとりの克己のささげものが復活日に献げられ、管区へと集められて一つとなり、大きな力となることを憶え、様々な宣教の働きをお支えくだされば幸いです。
 
今年の大斎節もみなさまの信仰生活を強める有意義な期間となりますように。

日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 エッサイ 矢萩 新一


絵 :かるべめぐみ

2018.01.18 | 大斎節

ハンセン病問題啓発の日

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わたしは、わが民イスラエルの繁栄を回復する。
彼らは荒された町を建て直して住みぶどう畑を作って、
ぶどう酒を飲み 園を造って、実りを食べる。

(アモス書9:14)

+主の平和がありますように。

全国に広がる教会・伝道所・礼拝堂の上に、ますます神の祝福と導きが豊かにありますようにお祈りいたします。

2004年第55(定期)総会で「ハンセン病問題啓発の日を設け、ハンセン病問題への理解が深まるために祈る件」が可決され、2005年から顕現後第6主日(顕現後第6主日がない年は顕現後の最後の主日)に定められた祈りをささげ、また、ハンセン病問題に理解を深めることを重ねて参りました。2018年は2月4日の顕現後第5主日がその主日にあたります。

ハンセン病に対する聖公会の取り組みはメアリー・ヘレナ・コンウォール・リーやハンナ・リデル等の実践に遡り、宣教師たちの意識の高さを垣間見ることができます。
しかし第二次大戦後プロミンの導入により治癒可能な病気であることを知りながら、90年間に及ぶ「らい予防法」の存在を許し、根深い差別と偏見を日本社会の中に残していることに私たちは罪深さを覚えます。
現在ハンセン病療養所に入所されている方々は、家族との絆を断ち切られ、社会復帰も許されぬまま生活され、平均年齢も80歳を超えておられます。入所者の皆さんの人権の回復は緊急の課題となっています。

2016年第62(定期)総会決議で「ハンセン病回復者と家族のみなさまへの謝罪声明を決議する件」が可決され、日本聖公会として正式に謝罪を表明しました。
また2016年の各教区人権担当者会でも管区事務所で学びをし、多磨全生園でフィールドワークが行われました。また2017年の聖公会社会福祉連盟の大会では沖縄の愛楽園を訪問し学びを深めました。

どうか、2月4日顕現後第5主日の礼拝で、「ハンセン病問題への理解が深まるための祈り」をお用いくださり、ハンセン病問題に対する理解を深めていただければと思います。

2018年1月15日 
人権担当主教 主教 武藤謙一
管区人権問題担当者一同


<ハンセン病問題への理解が深まるための祈り>
慈しみ深い神よ、み子イエス・キリストは病気のために差別された人々を深く憐れみ、み手を差し伸べて癒されました。キリストに倣って生きる者とされたわたしたちは、一人ひとりが大切にされて生きる社会を築こうと願い求めます。ことにハンセン病を患ったために社会から見捨てられ、苦渋の人生を生きなければならなかった人々の苦しみを思います。これまでに、この苦しみに関心を寄せず、また差別する社会を改める働きをしてこなかったことを思い、懺悔いたします。どうか、すべての人々が、この病気の事実、また回復者の現実など、ハンセン病をめぐる問題を理解することによって、み心にかなう社会を建設することができますように、多くの苦しみの中にある人々の友となり歩まれたみ子、わたしたちの主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン

2018.01.15 | ハンセン病問題啓発の日

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