2016年大斎節

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「神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。」
(ペトロⅠ 1:23)



【大斎節】
大斎節は、「信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」
(森紀旦著「主日の御言葉」より)

 今年は大斎節の聖句として、
「神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。」
(ペトロⅠ 1:23)
を選びました。
私たちの信仰生活は、イエスさまの十字架を仰ぎ見ながら日々新たにされていきます。生きたみ言葉に出会い、誰のために・何のために教会はあるのか改めて見つめ直す時を過ごしたいと思います。


【大斎克己献金】
 日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる尊い習慣が守られてきました。当初は、沖縄伝道や教役者が副業を持つことを止めるためでした。1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のため、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」のために用いられました。1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」という議案が総会に提案され、①海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、②日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、として今日に至っています。

ことに新たな宣教活動のためとしては、今までに11の新伝道地(教会)がこの献金による支援を受けて誕生し、10の新たな働きが開始され、より充実した働きへと発展したものを含め、地域での宣教活動を継続しています。

新伝道地(現在の名称)としては、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)、「佐賀聖ルカ教会」伝道所(九州)。
新たな宣教活動としては、愛知聖ルカセンター(中部)、ウイリアムス神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口ぶどうのいえ(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都)。27年間で、様々な教会の働きを支えてこられたことを改めて憶え、感謝いたします。


【2016年度大斎克己献金使途予定】
・国内伝道強化プロジェクトのため
 大斎克己献金から1千万円を上限として、祈りと共に新たな宣教の働きに献げ、その働きが更に強められるようにと後押しするものです。

 今年は北関東教区から申請があり、「聖バルナバミッションとリー女史記念事業推進委員会計画」に1千万円(総予算5千750万円)の支援を常議員会で決めました。

 メアリー・ヘレナ・コンウォール・リー宣教師は、1907年に来日し、1916年に草津へ入り、聖バルナバミッションとして、ハンセン病者の尊厳の回復に尽力されました。その計り知れない功績を多くの人々に伝えるため、2012年に草津聖バルナバ教会の旧牧師館を改修し、仮記念館「リーかあさま記念館」が開館されました。リー師の生涯と働きは、北関東教区のみならず、日本聖公会にとっての大切な宝であり、福音と言えるでしょう。リー師の存在とその働きを広く伝えることは、私たち人間が自らと他者のいのちを見つめ、被造物として神の愛の中で共に生きる者となることを促す、宣教の原点であると意義付けられています。6年計画で本格的な記念館の建築を目指し、資料の収集、公開学習会や出版などの教育事業、企画展示や文化・交流事業、広報事業などの更なる展開が予定されています。

・国内外の宣教協力のため
 緊急災害援助、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外在住日本人会衆、海外宣教協働プロジェクト、協働エキュメニカル活動、平和宣教教育活動、その他様々な諸活動のために用いられます。

 大斎克己献金の目標額は2千万円です。献金袋は目につきやすい壁などに貼り付け、大斎節中の40日間、事あるごとにお献げください。その日一日の克己(様々な欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返って「入れる」。お一人おひとりの克己の献げものが復活日に献げられ、管区へと集められて一つとなり、大きな力となることを憶え、様々な宣教の働きをお支えくだされば幸いです。

 今年の大斎節もみなさまの信仰生活を強める有意義な期間となりますように。

日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 エッサイ 矢萩新一


絵:かるべめぐみ

2016.01.20 | 大斎節

ハンセン病問題啓発の日

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「主は、従う人に目を注ぎ助けを求める叫びに耳を傾けてくださる」
(詩編34:16)


+主の平和がありますように。

 全国に広がる教会・伝道所・礼拝堂の上に、ますます神の祝福と導きが豊かにありますように祈ります。

 2004年第55(定期)総会で「ハンセン病問題啓発の日を設け、ハンセン病問題への理解が深まるために祈る件」が可決され、2005年から顕現後第6主日(顕現後第6主日がない年は顕現後の最後の主日)に定められた祈りをささげ、また、ハンセン病問題に理解を深めることを重ねて参りました。今年は1月31日がその主日にあたります。

 ハンセン病に対する聖公会の取り組みはメアリー・ヘレナ・コンウォール・リーやハンナ・リデル等の実践に遡り、宣教師たちの意識の高さを垣間見ることができます。しかし第二次大戦後プロミンの導入により治癒可能な病気であることを知りながら、90年間に及ぶ「らい予防法」の存在を許し、根深い差別と偏見を日本社会の中に残していることに私たちは罪深さを覚えます。現在ハンセン病療養所に入所されている方々は、家族との絆を断ち切られ、社会復帰も許されぬまま生活され、平均年齢も80歳を超えておられます。入所者の皆さんの人権の回復は緊急の課題となっています。今年は「らい予防法」が廃止されて20年目にあたります。入所されている方々の期待に私たちに応えられることがあれば積極的に取り組みたいと願っています。

 どうか、1月31日顕現後第4主日の礼拝で、「ハンセン病問題への理解が深まるための祈り」をお用いくださり、ハンセン病問題に対する理解を深めていただければと思います。

2016年1月18日 
人権担当主教 主教 武藤謙一
管区人権担当者一同


<ハンセン病問題への理解が深まるための祈り>
慈しみ深い神よ、み子イエス・キリストは病気のために差別された人々を深く憐れみ、み手を差し伸べて癒されました。キリストに倣って生きる者とされたわたしたちは、一人ひとりが大切にされて生きる社会を築こうと願い求めます。ことにハンセン病を患ったために社会から見捨てられ、苦渋の人生を生きなければならなかった人々の苦しみを思います。これまでに、この苦しみに関心を寄せず、また差別する社会を改める働きをしてこなかったことを思い、懺悔いたします。どうか、すべての人々が、この病気の事実、また回復者の現実など、ハンセン病をめぐる問題を理解することによって、み心にかなう社会を建設することができますように、多くの苦しみの中にある人々の友となり歩まれたみ子、わたしたちの主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン


(追 記)
2003年に東京教区人権委員会が主催した荒井英子氏の講演会『ハンセン病とキリスト教』の講演録を再印刷中です。参考になると思います。別便で各教会にお送りしますのでご活用ください。

2016.01.20 | ハンセン病問題啓発の日

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