聖公会生野センターのための主日

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「キリストがわたしたちを愛して、御自分を香りのよい供え物、つまり、いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださったように、あなたがたも愛によって歩みなさい。」(エフェソの信徒への手紙5章2節)


主の御名を賛美いたします。

今年も3月1日(1910年の三・一独立運動の日)に近い主日、3月3日大斎節第3主日の信施を「聖公会生野センターの働きのため」、祈りのうちに覚え、おささげくださいますことを感謝申し上げます。

韓国併合から100年以上が過ぎました。この30年近くの長きにわたり日韓聖公会共に歩んできた和解の働きは両聖公会の「次の100年」が共生の100年に向かっていると存じます。このことは2011年の東日本大震災の際、即座にお見舞いと祈り、そして支援の手が大韓聖公会から捧げられたことからも見ることができます。

聖公会生野センターは、日本近現代史の中で、朝鮮半島への侵略によって犯した多くの罪に対する懺悔とそれに対する和解への祈りが、在日韓国朝鮮人の多い大阪市生野区での働きとなって、「聖ガブリエル教会」の存在と共に、目に見える形をもって結実した小さな社会宣教体の一つです。

聖公会生野センターは昨年開設20年の年を迎え、記念の行事やDVD作成をいたしました。NPO法人となって9年目、新拠点も与えられて6年目を迎え、社会宣教としての活動の幅も広がり、地域社会の人々との出会いと学びと交わりの大切な場所になっております。韓国語教室、在日のお年寄りの集い、昼食サービス、障がいを持った人たちの美術教室や障害を持った人たちへの支援活動、落語会など、多くの大切な活動がなされています。
「いけにえとしてわたしたちのために神に献げてくださった」という思いと信仰によって地域の人々と共に歩んでいく働きを、生野区の地域福祉アクションプラン、教区の在日韓国朝鮮人宣教協働委員会、管区の正義と平和・日韓協働プロジェクト、大韓聖公会の分かち合いの家などとの連携と交流を一層深めながら更に進めていきたいとスタッフ一同、心から願っております。

不況の下、財政的には大変厳しい聖公会生野センターの働きですが、神に喜ばれ、福祉の狭間で生きる人々と共に歩む働きをこれからも続けてまいります。皆さまの熱いお祈りとご支援、ことに今年7月まで続けられます「新拠点取得のため」の募金に絶大なご支援をたまわりますよう、心よりお願い申し上げます。 

2013年2月9日
聖公会生野センター
理事長 主教 大西 修
総主事 呉光現

2013.02.19 | 聖公会生野センターのための主日

2013年大斎節

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神に生きる人びとの中で 神の美しさを見る
(詩編27編17節 大斎節第2主日の詩編)



<大斎節>

大斎節は、人びとが洗礼を受ける準備を進めるか、受洗の際に誓約したキリストに従い、それを生きるという約束を強めるための特別な期節です。

今年の大斎節は、2月13日(水)の大斎始日から始まり3月30日(土)の復活日前日までの主日を除く40日間です。この特別な期間を過ごすとき、「克己(こっき)」が大きな位置を占めています。克己とは、自分自身の欲望や自己中心的な生き方を克服しようとすることを意味します。すなわち、“己(おのれ)に克(か)つ”ということです。このことを特に意識して過ごすのです。そして、それを支えてくれるのが「祈り」と「断食」です。

祈りは神に聴くことによって真理を識る、断食は断つことによって真理を悟る、ということをも意味するでしょう。断食について聖書に聴きたいと思います。「わたしの選ぶ断食とはこれではないか。悪による束縛を断ち、軛(くびき)の結び目をほどいて、虐げられた人を解放し、軛をことごとく折ること。さらに、飢えた人にあなたのパンを与え、さまよう貧しい人を家に招きいれ、裸の人に会えば衣を着せかけ、同胞に助けを惜しまないこと。」(イザヤ58:6~7)
私たちは、ことにこの期節に、克己(祈り・断食・修練)の業を通して、「神に生きる人々の中で、神の美しさを仰ぎ見る」信仰の深まりを求めていきたいものです。


<大斎克己献金>

大斎克己献金を奉献することは、日本聖公会の尊い習慣として続けられています。それは、この期間の信徒一人ひとりの克己の証として復活日(節)に献げられ、管区に集められて宣教の働きに用いられます。それは、国内宣教のため、海外宣教のため、そして国内伝道強化プロジェクトのためにと分けられます。


<国内伝道強化プロジェクト>

大斎克己献金の中から1,000万円をひとつの宣教の働きに献げ、これを用いることによってその働きがなお一層前進するためにと後押しするものです。2013年度は、次の二つの働きを支援することが決まりました。

①京都教区・ほっこり宣教プロジェクト
人が病に冒されたときに、特に地方居住者は都市居住者に比べて大きな不利益をこうむります。高度医療を受けようと思えば都会にいくしかなく、入院中は何とかなっても通院段階になったときに家から遠くて通院できない、通院するためには高価な京都のホテルに泊まるしかない。通院療養および付き添い家族の宿泊支援施設として、京都聖ヨハネ教会境内地に建物を新築し、その必要を持つ多様な人びとにとって「ほっこり」できる場つくりを宣教としてとらえ、取り組んでいく働き。

②中部教区・可児ミッション伝道所の用地取得と建物建設
可児ミッションの活動が伝道所として認可され、さらにその働きが進展していく中で、賃貸している場所から自前の土地・建物を、との願いを持ち続けた結果、ふさわしい候補地が与えられた。
現状は、ほぼフィリピン人だけの集まりであるが、将来は、地域の様々な人々が集う教会として成長することが期待されている。そのためにも土地取得、建物建設は必要となってくる。と同時に、土地が取得され、それなりの広さを持つ建物が得られるなら、その働きの広がりは飛躍することだろう。執事と主事が常駐派遣され、日々の活動を支えている。
《可児ミッションホームページ:http://kanimission.wordpress.com/

毎年繰り返される大斎節ですが、この期節を一人ひとりが有意義に過ごし、悪魔の誘いに打ち勝ち、喜びの復活日へと信仰の歩みを進めてまいりましょう。


2013年2月
日本聖公会管区事務所 
総主事 司祭 相沢牧人


各所へ送付したご案内のチラシはコチラからご覧頂けます。
http://www.nskk.org/province/others/2013taisai_dm.pdf


切り絵デザイン:青木亜矢

2013.02.06 | 大斎節

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