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2017年大斎節

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「その十字架の血によって平和を打ち立て、地にあるものであれ、天にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました。」(コロサイ1: 20)

【大斎節】
大斎節は、「信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」
(森紀旦著「主日の御言葉」より)

 今年の大斎節の聖句は、
「その十字架の血によって平和を打ち立て、地にあるものであれ、天にあるものであれ、万物をただ御子によって、御自分と和解させられました。」(コロサイ一:二〇)を選びました。
私たちの信仰生活は、イエスさまの十字架を仰ぎ見ながら、ゆるしと和解の旅路を歩むことです。すべての被造物が神さまの愛によって創られ、復活の喜びに招かれていること、そのためにイエスさまの十字架があることを改めて見つめ直す時を過ごしたいと思います。


【大斎克己献金】
日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる尊い習慣が守られてきました。当初は、沖縄伝道や教役者が副業を持つことを止めるためでした。1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のため、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」のために用いられました。1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」という議案が総会に提案され、① 海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、② 日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、として今日に至っています。

ことに新たな宣教活動のためとしては、今までに11の新伝道地(教会)がこの献金による支援を受けて誕生し、10の新たな働きが開始され、より充実した働きへと発展したものを含め、地域での宣教活動を継続しています。
 新伝道地(現在の名称)としては、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)、「佐賀聖ルカ教会」伝道所(九州)。
新たな宣教活動としては、愛知聖ルカセンター(中部)、ウイリアム神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口ぶどうのいえ(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都) 、聖バルナバミッションとリー女史記念事業(北関東)。

28年間で、様々な教会の働きを支えてこられたことを改めて憶え、感謝いたします。


【2017年度 大斎克己献金使途予定】

国内伝道強化プロジェクトのため
大斎克己献金から1千万円を上限として、祈りと共に新たな宣教の働きに献げ、その働きが更に強められるようにと後押しするものです。
今年の申請はありませんでしたが、各教会・教区では、それぞれに宣教の働きが行われています。それぞれの働きを覚えて祈りたいと思います。(今年度分は、次年度以降の活用のために蓄えられます。)

国内外の宣教協力のため
緊急災害援助、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外在住日本人会衆、海外宣教協働プロジェクト、協働エキュメニカル活動、平和宣教教育活動、その他様々に起こってくる諸活動のために用いられます。
 
 大斎克己献金の目標額は2千万円です。献金袋は目につきやすい壁などに貼り付け、大斎節中の40日間、事あるごとにお献げください。その日一日の克己(様々な欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返って「入れる」ことが大切です。お一人おひとりの克己のささげものが復活日に献げられ、管区へと集められて一つとなり、大きな力となることを憶え、様々な宣教の働きをお支えくだされば幸いです。

今年の大斎節もみなさまの信仰生活を強める有意義な期間となりますように。

日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 エッサイ 矢萩 新一


絵:かるべめぐみ

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2017.02.09 | 大斎節

2016年大斎節

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「神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。」
(ペトロⅠ 1:23)



【大斎節】
大斎節は、「信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」
(森紀旦著「主日の御言葉」より)

 今年は大斎節の聖句として、
「神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。」
(ペトロⅠ 1:23)
を選びました。
私たちの信仰生活は、イエスさまの十字架を仰ぎ見ながら日々新たにされていきます。生きたみ言葉に出会い、誰のために・何のために教会はあるのか改めて見つめ直す時を過ごしたいと思います。


【大斎克己献金】
 日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる尊い習慣が守られてきました。当初は、沖縄伝道や教役者が副業を持つことを止めるためでした。1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のため、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」のために用いられました。1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」という議案が総会に提案され、①海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、②日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、として今日に至っています。

ことに新たな宣教活動のためとしては、今までに11の新伝道地(教会)がこの献金による支援を受けて誕生し、10の新たな働きが開始され、より充実した働きへと発展したものを含め、地域での宣教活動を継続しています。

新伝道地(現在の名称)としては、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)、「佐賀聖ルカ教会」伝道所(九州)。
新たな宣教活動としては、愛知聖ルカセンター(中部)、ウイリアムス神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口ぶどうのいえ(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都)。27年間で、様々な教会の働きを支えてこられたことを改めて憶え、感謝いたします。


【2016年度大斎克己献金使途予定】
・国内伝道強化プロジェクトのため
 大斎克己献金から1千万円を上限として、祈りと共に新たな宣教の働きに献げ、その働きが更に強められるようにと後押しするものです。

 今年は北関東教区から申請があり、「聖バルナバミッションとリー女史記念事業推進委員会計画」に1千万円(総予算5千750万円)の支援を常議員会で決めました。

 メアリー・ヘレナ・コンウォール・リー宣教師は、1907年に来日し、1916年に草津へ入り、聖バルナバミッションとして、ハンセン病者の尊厳の回復に尽力されました。その計り知れない功績を多くの人々に伝えるため、2012年に草津聖バルナバ教会の旧牧師館を改修し、仮記念館「リーかあさま記念館」が開館されました。リー師の生涯と働きは、北関東教区のみならず、日本聖公会にとっての大切な宝であり、福音と言えるでしょう。リー師の存在とその働きを広く伝えることは、私たち人間が自らと他者のいのちを見つめ、被造物として神の愛の中で共に生きる者となることを促す、宣教の原点であると意義付けられています。6年計画で本格的な記念館の建築を目指し、資料の収集、公開学習会や出版などの教育事業、企画展示や文化・交流事業、広報事業などの更なる展開が予定されています。

・国内外の宣教協力のため
 緊急災害援助、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外在住日本人会衆、海外宣教協働プロジェクト、協働エキュメニカル活動、平和宣教教育活動、その他様々な諸活動のために用いられます。

 大斎克己献金の目標額は2千万円です。献金袋は目につきやすい壁などに貼り付け、大斎節中の40日間、事あるごとにお献げください。その日一日の克己(様々な欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返って「入れる」。お一人おひとりの克己の献げものが復活日に献げられ、管区へと集められて一つとなり、大きな力となることを憶え、様々な宣教の働きをお支えくだされば幸いです。

 今年の大斎節もみなさまの信仰生活を強める有意義な期間となりますように。

日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 エッサイ 矢萩新一


絵:かるべめぐみ

2016.01.20 | 大斎節

2015年大斎節

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十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、
十字架によって敵意を滅ぼされました。
(エフェソ2:16)



【大斎節】

 大斎節の起源は「復活日に洗礼を受けるため長らく準備をしてきた志願者が最後に迎える期間にある」と言われています。これらの日々がやがて「大罪を犯した信者たちが聖餐の交わりから断たれ、復活日に再び陪餐できるようになるまで、悔い改め、断食や憐みの業を行う期間という公の悔悛制度期間」となり、この内容が次第に衰退し、「全教会の人びとが、悔い改めと断食をもって復活日を迎える期間」となりました。「大斎節は、信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」
(森紀旦著「主日の御言葉」より)

 今年は大斎節の聖句として、「十字架を通して、両者を一つの体として神と和解させ、十字架によって敵意を滅ぼされました。」(エフェソ2:16)を選びました。イエスさまの十字架は、徹底して隣人のため、和解のためにあったことを思い巡らし、私たちの信仰と日々の生活を見つめ直し、有意義な大斎節を過ごしたいと思います。


【大斎克己献金】

 日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる習慣が守られてきました。当初の使途は、沖縄伝道や教役者が副業を持つことを止めるためでしたが、1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のため、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」のために用いられました。1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」という議案が総会に提案され、①海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、②日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、として今日に至っています。

 ことに、新たな宣教活動のためとしては、今までに10の新伝道地(教会)がこの献金による支援を受けて誕生しました。そして10の新たな働きが開始され、より充実した働きへと発展したものを含め、地域での宣教活動を継続しています。

 新伝道として設立された教会(現在の名称)は、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)です。

 新たな宣教の働きのためとしては、聖ルカセンター(中部)、ウイリアムス神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口復活教会サポート・ハウス(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児・美濃加茂ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都)と、25年間で、様々な教会の働きが支えられてきたことを改めて憶え、感謝いたします。


【2015年度の大斎克己献金使途予定】

・国内伝道強化プロジェクトのため
 大斎克己献金から1,000万円を上限として、祈りと共に新たな宣教の働きに献げ、その働きが更に強められるように後押しをするものです。

 今年は九州教区から「佐賀聖ルカ伝道所境内地および施設整備計画」として、620万円(総予算970万円)の申請があり、常議員会で支援が決定しました。

 日本聖公会の中で唯一、聖公会の教会がない佐賀県において、明治時代から度々伝道が行われていましたが教会形成には至らず、1986年に久留米聖公教会の活動として改めて信徒宅で「佐賀祈りの家」と称し、伝道が再開されました。2012年に現在地に土地と家屋を購入して名称も「佐賀聖ルカ伝道所」とし、翌2013年には教籍がおける伝道所となりました。現在は十数名の信徒によって主日礼拝が守られ、地域への宣教活動を積極的に行っています。今回、隣接地購入と一般住宅である現在の建物の改修によって佐賀での宣教活動拠点としての整備をし、将来的には教会へと成長して聖堂の建築も目指しています。

・海外宣教協力のため
 緊急災害援助、海外在住日本人会衆、協働エキュメニカル活動、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外宣教協働プロジェクトなどの働きのために用いられます。

・国内宣教協力のため
 平和宣教教育活動、その他様々な活動のために用いられます。

 大祭克己献金の目標額は、2,000万円です。献金袋は、壁に貼り付けるための穴と、コイン用の穴もあいています。その日一日の克己(自分自身の欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返り、〝入れる〟。それが復活日に献げられ、ひとつとなって大きな力を発揮していきます。お一人お一人の克己の献げものが、大きな力となることを憶えて、日本聖公会の様々な宣教の働きを支えて頂ければ幸いです。

 イエスさまの十字架を深く思い起こし、様々な欲にとらわれてしまう心を神さまに向け直すことを大切にしながら、キリスト者としてどこに立ち、何を大切にして信仰生活を送るのか、自分の有り様を捉え直し、今年も意義深い大斎節を過ごしたいと思います。

日本聖公会 管区事務所 総主事
司祭 エッサイ 矢萩新一


切絵:青木亜矢

2015.01.27 | 大斎節

2014年大斎節

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人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。
(ヨハネ3:3)


 教会暦によって信仰生活を過ごす私たちは、再び、大斎の「期節」を迎えました。皆さまは、今年の大斎節をどのようにお過ごしになられるのでしょうか。毎年めぐってくるものですが、それは単なる繰り返しではなく、大斎の期節を過ごす意味を、繰り返しながらそれを深め、信仰を堅めていくことなのだと思います。

【大斎節(たいさいせつ)】

大斎節の起源は、「復活日に洗礼を受けるため長らく準備をしてきた志願者が最後に迎える期間にある」と言われています。これらの日々がやがて、「大罪を犯した信者たちが聖餐の交わりから断たれ、復活日に再び陪餐できるようになるまで、悔い改め、断食や憐みの業を行う期間という公の悔悛制度期間」となり、この内容が次第に衰退し、「全教会の人びとが、悔い改めと断食をもって復活日を迎える期間」となりました。「大斎節は、信仰的な行いを普段の日よりも強く意識して自己をキリストと他者に献げたり、大斎克己献金をしたり、洗礼志願者となったつもりで教会の信仰を学び直して悔い改め、大祝日の準備としての『紫』の祭色の中を進みながら、喜びの復活日という『白』を目指します。」(森紀旦著「主日の御言葉」より) 
 
 教会はこの期間、“大斎節の学び”とか“大斎研修”と称して、「十戒」、「使徒信経」、「主の祈り」を改めて学ぶことが多いのではないでしょうか。意味深いことと思います。もちろんその他にも様々に信仰の深まりへと導いてくれるものがあると思います。
 今年の大斎節の聖句として、「人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない。」を選びました。ニコデモとの対話の中で語られたイエス様のみ言葉です。大斎を過ごす日々、またその学びの中で、「新たに生まれる」ことを思い巡らし、黙想を深めていきたいものです。


【大斎克己献金(たいさいこっきけんきん)】 

 日本聖公会では1950年から「大斎克己献金」を献げる尊い習慣が守られてきました。その使途は、当初は沖縄伝道のため、教役者が副業を持つことを止めるためでしたが、その後、1956年からは宣教100年(1959年)記念事業のために用いられ、1959年からは「伝道の推進と教勢の伸展」という目的のために用いられました。1988年には「日本聖公会大斎克己献金奉献運動改革の件」および「大斎克己献金全国活動推進の件」という議案が総会に提案され、奉献された献金の使途を、①海外諸教会および他の諸教派との宣教協働活動のため、②日本聖公会各教区の新たな宣教活動のため、③国内宣教の開拓的働きのため、とされました。以来今日まで続けられています。

 殊に、開拓的働きと新たな宣教活動のためとしては、今までに10の新伝道地(教会)がこの献金を加えることによって誕生しました。また、10の働きが開始されたり、また、より充実した働きへと発展し、その地域での宣教活動を継続しています。

新伝道として設立された教会(現在の名称)は、新札幌聖ニコラス教会(北海道)、宗像聖パウロ教会(九州)、横浜聖クリストファー教会(横浜)、柏聖アンデレ教会(横浜)、聖ペテロ伝道所(東北)、厚木聖ヨハネ教会(横浜)、富山聖マリア教会(京都)、「倉敷聖クリストファー教会」伝道所(神戸)、月島聖公会(東京)、可児聖三一教会(中部)。

新たな宣教の働きのためとしては、聖ルカセンター(中部)、ウイリアム神学館(京都)、阪神・淡路大震災被災教会復興(大阪・神戸)、長田センタープロジェクト(神戸)、国際子ども学校(中部)、守口復活教会サポート・ハウス(大阪)、聖公会生野センター(大阪)、可児・美濃加茂ミッション(中部)、小笠原聖ジョージ教会(東京)、ほっこり宣教プロジェクト(京都)。


【2014年度の 大斎克己献金の使途予定】

・国内伝道強化プロジェクト
祈りと共に大斎克己献金から1000万円を献げる国内伝道強化プロジェクトへの申請はありませんでした。おそらくそれは、2014年度にはこのような大金を予定しての計画は為されなかったということです。しかし、各教区、個教会においては、それぞれに宣教の働きは行われています。2012年の宣教協議会で語られた「ていねいな牧会」「パリッシュ(教会区、個教会の宣教・牧会の範囲地域)の課題は、教会の課題でもある」という理解を通して、その地での教会の働きがなされていることでしょう。それぞれの働きを祈り合いたいものです。今年度分は、次年度以降の活用のために蓄えられます。
・海外宣教協力のため
緊急災害援助、海外在住日本人会衆、協働エキュメニカル活動、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋地域平和・和解、海外宣教協働プロジェクト、これらの働きのために用いられます。
・国内宣教協力のため
日韓宣教協働30周年、平和宣教教育活動、その他様々に起こってくる諸活動のために用いられます。


 今年の目標額は、2,000万円です。ある一人の信徒の方が、「大斎克己献金は、その袋に毎日入れるのがいいんですよね。」と言われました。一日の克己(自分自身の欲望や自己中心的な生き方を克服し、己に克つ)を振り返り、“入れる”。それが復活日に献げられ、管区に集められ、ひとつとなって大きな力を発揮していくのです。信徒一人一人の、例えば、一日50円、100円の克己の献げものが、大きな力となるのだということを想い、管区の宣教の働きを支えていただければと思います。
 どうぞ、充実した、意味ある大斎節をお過ごしになりますように。

2014年 大斎節
管区事務所 総主事 
司祭 ヨハネ 相澤 牧人


切絵:青木亜矢

2014.02.06 | 大斎節

2013年大斎節

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神に生きる人びとの中で 神の美しさを見る
(詩編27編17節 大斎節第2主日の詩編)



<大斎節>

大斎節は、人びとが洗礼を受ける準備を進めるか、受洗の際に誓約したキリストに従い、それを生きるという約束を強めるための特別な期節です。

今年の大斎節は、2月13日(水)の大斎始日から始まり3月30日(土)の復活日前日までの主日を除く40日間です。この特別な期間を過ごすとき、「克己(こっき)」が大きな位置を占めています。克己とは、自分自身の欲望や自己中心的な生き方を克服しようとすることを意味します。すなわち、“己(おのれ)に克(か)つ”ということです。このことを特に意識して過ごすのです。そして、それを支えてくれるのが「祈り」と「断食」です。

祈りは神に聴くことによって真理を識る、断食は断つことによって真理を悟る、ということをも意味するでしょう。断食について聖書に聴きたいと思います。「わたしの選ぶ断食とはこれではないか。悪による束縛を断ち、軛(くびき)の結び目をほどいて、虐げられた人を解放し、軛をことごとく折ること。さらに、飢えた人にあなたのパンを与え、さまよう貧しい人を家に招きいれ、裸の人に会えば衣を着せかけ、同胞に助けを惜しまないこと。」(イザヤ58:6~7)
私たちは、ことにこの期節に、克己(祈り・断食・修練)の業を通して、「神に生きる人々の中で、神の美しさを仰ぎ見る」信仰の深まりを求めていきたいものです。


<大斎克己献金>

大斎克己献金を奉献することは、日本聖公会の尊い習慣として続けられています。それは、この期間の信徒一人ひとりの克己の証として復活日(節)に献げられ、管区に集められて宣教の働きに用いられます。それは、国内宣教のため、海外宣教のため、そして国内伝道強化プロジェクトのためにと分けられます。


<国内伝道強化プロジェクト>

大斎克己献金の中から1,000万円をひとつの宣教の働きに献げ、これを用いることによってその働きがなお一層前進するためにと後押しするものです。2013年度は、次の二つの働きを支援することが決まりました。

①京都教区・ほっこり宣教プロジェクト
人が病に冒されたときに、特に地方居住者は都市居住者に比べて大きな不利益をこうむります。高度医療を受けようと思えば都会にいくしかなく、入院中は何とかなっても通院段階になったときに家から遠くて通院できない、通院するためには高価な京都のホテルに泊まるしかない。通院療養および付き添い家族の宿泊支援施設として、京都聖ヨハネ教会境内地に建物を新築し、その必要を持つ多様な人びとにとって「ほっこり」できる場つくりを宣教としてとらえ、取り組んでいく働き。

②中部教区・可児ミッション伝道所の用地取得と建物建設
可児ミッションの活動が伝道所として認可され、さらにその働きが進展していく中で、賃貸している場所から自前の土地・建物を、との願いを持ち続けた結果、ふさわしい候補地が与えられた。
現状は、ほぼフィリピン人だけの集まりであるが、将来は、地域の様々な人々が集う教会として成長することが期待されている。そのためにも土地取得、建物建設は必要となってくる。と同時に、土地が取得され、それなりの広さを持つ建物が得られるなら、その働きの広がりは飛躍することだろう。執事と主事が常駐派遣され、日々の活動を支えている。
《可児ミッションホームページ:http://kanimission.wordpress.com/

毎年繰り返される大斎節ですが、この期節を一人ひとりが有意義に過ごし、悪魔の誘いに打ち勝ち、喜びの復活日へと信仰の歩みを進めてまいりましょう。


2013年2月
日本聖公会管区事務所 
総主事 司祭 相沢牧人


各所へ送付したご案内のチラシはコチラからご覧頂けます。
http://www.nskk.org/province/others/2013taisai_dm.pdf


切り絵デザイン:青木亜矢

2013.02.06 | 大斎節

2012年大斎節

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わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、
自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。
(マルコ8・34)



《大斎節》

教会の暦を持つ私たちの信仰の生活において、大斎の期節を過ごすことは、ことに、その深まりへと導いてくれるものです。

今年の大斎節は、2月22日(水)の大斎始日から4月7日(土)の復活日前日までの期間です。

大斎節のこの期間、私たちは、イエス様の断食と祈り、また、遭われた試練に神の言葉をもって対処されたことを憶え、そのイエス様の模範に習って修養・修練の時として守ることが求められています。また、教会はこの期間、復活日に洗礼を受ける人たちの準備の時としても守ってきました。


《自分の十字架を背負って・・・》 

大斎節第2主日の福音書は、キリスト者とは誰かについて、イエス様が語られた言葉を伝えています。

「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」(マルコ8・34)

キリスト者とは、イエス様に従い、そのみ跡を歩み続けることを願って、日々を過ごしていく者です。その実現のためにはイエス様が何をなさったかを知る必要があります。それを知るとき、自分とイエス様とのギャップに唖然とさせられ、苦しみ悩むことでしょう。しかし、そのことが「自分の十字架」だと思うのです。それを拒否するのではなく、それから逃げるのでもなく、その十字架を背負って、イエス様に従っていくのです。また、従っておいで、と呼びかけている声が聞こえないでしょうか。


《大斎克己献金》

日本聖公会では大斎節の期間、大斎克己献金奉献活動を継続しています。克己・修養の一つの見える証としてささげられるこの献金は、管区に集められ、

①国内伝道強化のため、
②海外宣教協力のため、
③国内宣教協力のため、

の三つの部門に分けられて用いられています。

2012年度は、海外宣教協力としては、緊急災害援助、海外在住日本人会衆、協働エキュメニカル活動、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋平和和解、重債務国開発協力、海外宣教協働プロジェクトなどのために活用することになっています。また、国内宣教協力としては、宣教と奉仕のため、2012年9月に開催される宣教協議会のため、中高生年代の平和宣教教育活動のためなどなどに用いられます。

今年の目標額は2100万円です。


《国内伝道強化プロジェクト》

大斎克己献金は1989年から「国内伝道強化プロジェクト」として1000万円をささげ、その働きを集中的に支えています。今年は小笠原聖ジョージ教会(東京教区)の働きにささげることになりました。


●離島の教会「小笠原聖ジョージ教会」の歩みを支える

小笠原諸島父島の小笠原聖ジョージ教会は、離島にある教会のひとつです。船の移動のみで、東京から片道約25時間強かかります。この島において、小さな群れが長く教会を守り、宣教活動を継続し、小笠原諸島の中でも唯一のキリスト教の教会として存在しています。

この教会の大きな特徴は、小笠原諸島の固有の歴史や文化を継承している方々によって教会活動が営まれているということにあります。海外からの移民、江戸時代の日本からの移民、その後の戦争、米軍占領、「欧米系」旧島民のみの島への帰還、東京都への移管などの小笠原諸島の希有なそして厳しい歴史を知り、経験し、さらに数少ない語り部として存在している方々が信徒の大半です。この方々の神への深い信頼、そして離れていても同じ教区であった横浜教区や東京教区の諸先輩方の祈りと支援がこの教会を支えてきました。

父島に一本あるメインストリート沿いの、少し奥まった場所に小笠原聖ジョージ教会の建物があり、島の重要なランドマークとなっています。一見道路に設置しているように見えるのですが、教会の前の芝生部分は教会所有ではありません。もしここに何か建物が建てられれば道路への接地面がないことから、戦後米軍によって建てられ、すでに老朽化した教会の建て替えが不可能となります。そこで教会前の土地112.04坪の購入を実施したいと願ってきました。

一方、小笠原諸島は昨年世界遺産となり、島民の生活や経済構造にも大きく影響が出ています。今後多くの人びとがさらに訪ねていくことになるであろうこの島に、日本聖公会の教会が信仰の拠り所として存在し、宣教活動を継続していく意義は非常に大きいと考えます。そして多くの日本聖公会の方々が、離島の、しかも小さな群れの小笠原聖ジョージ教会のために祈り、貴重なおささげをしてくださることは、これからの聖ジョージ教会の歩みのためにも大きな励ましとなりましょう。



小笠原聖ジョージ教会



今年の大斎節、“自分の”十字架を背負ってイエス様に従う信仰の歩みをさらに固め、深めてまいりましょう。そして、私たちの祈りと献げものをもって、宣教の様々な働きを支えていきたいものです。

2012年 大斎節
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 相澤牧人



ポスターデザイン:松村 希

2012.02.07 | 大斎節

2011年大斎節

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〔大斎節第3主日特祷〕
全能の神よ、どうかあなたを呼び求める僕らの願いをみ心に留め、力あるみ手を差し延べてすべての敵を防いでください。主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン



《大斎節》
教会の暦に従って信仰の生活を過ごす私たちにとって、大斎節は身も心も引き締まる時ではないかと思います。今年の大斎節は、3月9日(水)の大斎始日から4月23日(土)の復活日前日までの期間です。

大斎節のこの期間、教会は、イエス様の復活を記念する準備をし、また、イエス様の荒れ野での断食、祈り、そして、試練に遭われたことを憶え、その模範に習って修養・修練の時として来ました。その他にも、復活日に洗礼を受ける人たちの準備の期間としても守ってきました。

大斎節第3主日の特祷は、「主の名を呼び求める者は誰でも救われる」というローマの信徒への手紙10章13節の言葉に代表される思いを込めての祈りがささげられます。「主の名を呼び求める」こと、それは私たちを神への信仰の告白に導いてくれるでしょう。その信仰を、殊にこの期間に、それぞれぞれの場で深めていくことが求められているのでしょう。その日々を経て、イエス様の復活を記念する喜びの日へと、信仰の歩みを続けて行きたいものです。


《克己献金》
日本聖公会では大斎節の期間、大斎克己献金奉献活動を継続しています。克己・修養の一つの見える証としてささげられるこの献金は管区に集められ、①国内伝道強化のため、②海外宣教協力のため、③国内宣教協力のため、の三つの部門に分けられ用いられています。海外宣教協力としては、緊急災害援助、海外在住日本人会衆、協働エキュメニカル活動、アジア・アフリカ支援、アジア太平洋平和和解、重債務国開発協力、海外宣教協働プロジェクトなどのために活用されています。また、国内宣教協力としては、宣教と奉仕のため、2012年の宣教協議会のため、その他に用いられます。今年の目標額は2,250万円です。


《国内伝道強化プロジェクト》
1989年から、大斎克己献金は「国内伝道強化プロジェクト」のために1,000万円をささげ、その働きを集中的に支えてきました。そして多くの果実が与えられています。

北海道教区
 大谷地伝道所(現・新札幌聖ニコラス教会)
 旭川聖マルコ教会地方宣教拠点の設置

東北教区
 聖ペテロ伝道所
 若松諸聖徒教会宣教プロジェクト

横浜教区
 横浜新伝道(現・横浜聖クリストファー教会)
 「柏聖アンデレ教会」伝道所(現・柏聖アンデレ教会)
 浦安集会(現・浦安伝道所)

中部教区
 聖ルカセンター(現・愛知聖ルカ教会・聖ルカセンター)
 国際子ども学校
 可児・美濃加茂ミッション

京都教区
 富山聖マリア教会伝道強化計画

大阪教区
 守口復活教会サポートハウス計画(現・守口ぶどうの家)
 聖公会生野センター

神戸教区
 倉敷伝道所(現・倉敷聖クリストファー教会)

九州教区
 宗像伝道所(現・宗像聖パウロ教会)


これらの箇所にささげられたものが活かされ、現在その働きが継続されています。



《今年は東京教区の月島聖公会将来計画を応援します》
「月島聖公会の新しい歩み ― 東京都中央区に月島という地域があります。1892年(明治25年)に東京湾埋め立て第1号地としてできた街で、造船などの重工業地域として、またそこに働く人々の住宅地として発展してきました。第二次世界大戦の戦火を直接浴びることがなかったため、今でも古い町並みが残っています。一方近隣も含め、この10年間に高層マンションが急激に建ち並ぶようになり、佃や晴海などを含むと月島地域の人口は2010年12月現在約52,000人と10年前の約1.4倍と東京都でも突出した人口増加地域となっています。そしてこの現象は今後10年間継続すると言われています。

月島聖公会は1900年にこの地域にその基を据え、1920年に幼稚園を開設、その後戦時中の中断があったものの1954年に聖ルカ保育園を設立し、幼児保育を通して地域に根ざした大切な宣教使命を担ってきました。一方、礼拝堂と保育室が一体であったために教会としての平日の活動は制限されていました。現在月島地区には独立した聖堂を持つ教会がないことも非常に惜しいことでもありました。また木造築50年を経た保育園舎の建物が老朽化し、耐震的にもこどもたちを受け入れる施設として限界が来ておりました。

そこでこれまで宗教法人立であった保育園を社会福祉法人化し、教会と保育園の合築を決断いたしました。保育園を1,2階、聖堂と牧師館は3階とし、長年の夢であった独立した聖堂を持つこととなります。同時に子育て支援だけではない地域社会への宣教奉仕の業を教会が積極的に平日も展開できるということにもつながります。現在も保育園や技芸教室を含め一週間に延べ1,000人以上の人々が行き交うことから、保育園や地域に開放された場所としての利用も念頭におかれています。教会と保育園との連携をさらに強め、月島聖公会の新しい聖堂を与えられての宣教活動は、これからますます月島地域の人々に神さまの愛を伝える働きとして整えられていくことでしょう。そのために今、教会の方々は信仰の情熱に溢れています。この貴重な使命を果たし続けていくためにも、皆さまの祈りを心よりお願いいたします。(東京教区常置委員長 司祭 笹森田鶴)」

今年の大斎節、あなたにとって有意義な日々となりますように。そして、祈りと献げものを結集し、ひとつひとつの宣教の働きを支え、邁進していきたいものです。


2011年 大斎節
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 相澤牧人

2011.02.28 | 大斎節

大斎克己献金2010

lent_2010

あなたは造られたものを一つも憎まず、悔い改めるすべての罪人を赦してくださいます。


 イエス様を救い主(キリスト)と信じて生きる信仰生活には、さまざまな姿があることでしょう。それは人の数だけあるといってもよいでしょう。しかし、その信仰生活をより豊かに、またその方向を間違わないようにしてくれる「宝」のひとつが教会に保持されています。その宝とは、教会暦です。

 教会暦は、一年をひとつの単位として、イエス様のご生涯を再現し、また、イエス様の教えを学び、そのことを通してわたしたちの信仰を深めていこうとするものです。この教会暦は、自分が理解できることのみを信じていくという姿に陥ることを防いでくれるものでもあります。ですから、教会暦に従って、また、教会暦が問いかけていることに聴きながら、今は理解できないことがあろうとも、信仰の生活を過ごすことは、そのことの故に尊いことであると思います。(教会暦のことは祈祷書の1頁以降に記されていますのでご覧ください。またそれ以上の説明は牧師さんに聞いてみてください。)



《大斎節》

 今年の教会暦では、2月17日の水曜日から大斎節に入り、4月3日までの主日を除く40日間を「大斎節」として過ごします。この期節を、わたしたちはどのように過ごすことを求められているのでしょうか。
 大斎節は、イエス様の復活を迎える準備の期節ですが、その成り立ちのひとつに、復活日に洗礼を受ける人のための準備をする期間として守るというものがありました。そこから、すでに洗礼を受けた人も、同じように復活日を迎える準備の期間として守られるようになって来ました。
 その準備のために何をするのかの答えのひとつが、今年(C年)の大斎節第1主日の福音書(ルカ福音書4章1節~13節)から見出されます。そこには悪魔からの3つの誘惑に、イエス様がどのように対処されたかが記されています。この物語でもっとも注目すべきことは、イエス様はすべて聖書の言葉(神の言葉)を用いて、悪魔の誘惑を退けているということではないかと思うのです。「人はパンだけで生きるものではない」(申命記8:3)「あなたの神である主を拝み、ただ主に仕えよ」(申命記6:13、10:20)「あなたの主である神を試してはならない」(申命記6:16) この生き方にわたしたちは学びたいものです。さらにこの事実は、わたしたちに迫り来る誘惑というものは、神の言葉(聖書)を熟知することによって退けることができる、と教えてくれているのではないでしょうか。わたしたちは、大斎節の間、ことにこのことを思い、過ごしていきたいものです。



《克己献金》

 その信仰の生活を生きながら大斎節を過ごすとき、教会が持ち続けているすてきな習慣のひとつに「大斎克己献金」があります。克己とは、自分の感情、欲望、邪念などに打ち克つこと、という意味です。40日間の大斎節の間、イエス様の模範に習い、克己の信仰生活を送ることは、自らの信仰を堅め、強め、深めていく相応しいことなのではないかと思います。その克己という修練・修養に感謝し、その思いの中からささげる献金が、大斎克己献金です。
 一人ひとりの尊いこの献金が、管区に集められ、大きな力となって神の国の実現に向かっての働きのために用いられているのです。今年の目標額は2,250万円です。これらは、国内伝道強化のため、海外宣教協力のため、国内宣教協力のために用いられます。

 あなたは造られたものを一つも憎まず、悔い改めるすべての罪人を赦してくださいます。

 大斎始日の特祷は、このように祈ります。この事実はわたしたちをどれほど勇気づけてくれることでしょう。大斎節の期間、ことにこの思いを深く心に留めていきたいものです。そして、喜びの復活日へと信仰の歩みを続けていこうではありませんか。


2010年 大斎節
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 相澤牧人

2010.02.03 | 大斎節

大斎克己献金2009

大斎節ポスター2009


2009年2月25日~4月11日

隠れたことを見ておられる父が、あなたに報いてくださる。
(マタイ 6:4)

「永遠にいます全能の神よ、あなたは造られたものをひとつも憎まず、悔い改めるすべての罪人を赦してくださいます。どうかわたしたちのうちに悔い改めの心を新たに起こしてください。わたしたちが罪を悲しみ、その災いを悟り、完全な赦しと平安にあずかることができますように、主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン」

この『大斎始日』の祈りをもって大斎節が始まります。大斎節は、イエスさまの復活を迎える準備の期節ですが、その成り立ちのひとつに、復活日に洗礼を受ける人のための準備をする期間として守られていました。そこから、洗礼を受ける人以外も、復活日を迎える準備の期間として守られるようにもなりました。
その過ごし方として、「祈り」「断食」「施し」が勧められてきました。この三つのことを言い換えるなら、『礼拝出席、奉仕、克己献金』と言えるのではないかと思います。そしてこれらの過ごし方は、各人が自分の責任において考え、決め、実行なさっていくことなのだと思います。

ひとつのすてきな話があります。入院して重い病気の床にあった女性を見舞いに出かけた。その方は病気の故に長い間教会に行くことができなかった。そのため月約献金が滞っていることが気になっていた。そのことを聞かされた訪問者は、重い病にあるのだから、今はそんなこと気にしなくてもいいのではないですか、と慰めると、その方は「これは神さまとの約束だから」と毅然と、しかし、優しくおっしゃった、とのことです。

「神さまとの約束」、すてきな言葉ではないでしょうか。そして、すばらしい信仰の姿ではないでしょうか。この想いの根底にあるものは、大斎節を過ごそうとする私たちに豊かな指針を与えてくれるものです。一年間の信仰生活の中での40日間の大斎節は、ことに自らを振り返ることのできる時ではないかと思います。その中で“神さまとの約束”をあなたはどのようにするのでしょうか。

さて、日本聖公会では、毎年「大斎克己献金」を呼びかけています。今年の目標額は2,250万円です。大斎節を過ごす中で祈りささげられるこの献金は、管区に集められ、大きく分けて三つの目的のために用いられます。

①海外教会宣教協力のため ②国内宣教協力のため、そして、 ③国内伝道強化のためです。国内伝道強化のための枠では、毎年一か所の働きに集中して祈り、支えます。今年は、中部教区が行うプロジェクトの「可児・美濃加茂ミッション」の働きが選ばれました。岐阜県の可児市・美濃加茂市周辺の地域に、多数のフィリピン聖公会からの信徒の方々が働きながら生活を営んでいる事実があります。慣れない外国での生活とハードで不安定な労働状況により、精神的なケアーを訴える人々が多いとのことです。このプロジェクトでは、一日も早く拠点を確保し、ケアーをしつつ礼拝の機会を提供することを目指しています。また、このプロジェクトはフィリピン人だけのための働きではなく、可児市・美濃加茂市周辺には聖公会の教会がないので、この働きをきっかけに、様々な人々が信徒として加わっていけるような場にしたいとのことです。ここにまた一つ、神の働きが始まるのです。

私たち一人一人の祈りとささげものが集められ、大きな力となって、宣教のみ業に用いられる幸いを想い、味わっていただければと願います。そして、意義ある大斎の時を過ごしていきたいものです。 


2009年 大斎節
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 ヨハネ 相沢牧人





版画提供;佐藤泉

2009.02.12 | 大斎節

大斎克己献金2008

大斎08ポスター



大斎節
2008年2月6日~3月22日


御腕の業を、力強い御業を来るべき世代に語り伝えさせてください。
詩編 71:18


大斎節はイエス様の復活を記念するイースターに洗礼が行われたという、教会の古い伝統から生まれました。このために志願者はイエス様にならって、すべてを棄て自分を父なる神様と人々のために捧げ尽くすことを通して、復活のイエス様と一緒に永遠の命に招き入れられることを祈りました。 洗礼を前に、断食といいますが食事も少なくして祈りに専念したようです。このような習慣は、イエス様が荒野で断食して祈られたというお話と結びつくようになりました。荒野は神様だけのお声を聞き、神様だけに頼り、神様から人々に仕えることを示される学びの場であったのです。

克己(自分に勝つ)の時間と呼ばれています。富や能力を自分のために用いるのではなく、自分をどのようにして神様と人々のために捧げようかと考えます。「自分のためではなく、神様と人々のために」と変わることが自分に勝つことではないでしょうか。
 大斎克己献金は大斎節の間、これまで自分のためだけに使ってきたお金や力を、他の人々も少しでも良い暮らしができるように、無駄を省いてお捧げするものです。

日本聖公会は毎年大斎克己献金をお願いしておりますが、昨年全国でささげられた献金の総額は約2,250万円にのぼります。この大斎克己献金は、海外の難民救援や、教会が関わる地域社会のための施設や、アジア・アフリカの様々な困難の中にある人々のための働きにささげられています。いくつかの例をあげますと、さくねん昨年はペルー、マダガスカル、ソロモン諸島などで起った地震や水害被害の復興支援などです。多くの人が亡くなり、また家族や家そして仕事を失いました。災害発生時に緊急支援だけではなく、心のケアを含めて生活の復興には長い時間と努力が必要になります。災害救援のためにと皆さまからお預かりした特別献金に加えて大斎克己献金からもお送りしました。皆さまのお祈りがこめられた捧げ物は困難の中にある人々にとって大きな励ましになっています。
 また重債務国復興支援として360万円を南アフリカやウガンダにおけるエイズとの闘い、ミャンマーにおける農村指導者の育成プロジェクトのために5年間の継続を約束してお送りしております。さらにタンザニアの耳の聞こえない子どもたちの学校のため、パレスチナの子どもたちのため、タイにおけるエイズに罹った人々への支援など色々な働きのために用いられております。またアジア学院の働きにも捧げられています。大斎克己献金は日本聖公会内部の事務経費や委員会活動費ではなく、外に向かっての働きに用いられている本当に大切な献金であることをご理解ください。                       
また宣教活動の支援のためにも用いられております。新しい働きの促進のために尽力しておられる教役者や信徒の皆さんにとりましては、お祈りとともにささげられる支援は大きな励ましになっています。
今年は大阪の聖公会生野センターの働きを支援することになりました。生野地域には戦前、日本が朝鮮を植民地にしていた時に朝鮮半島からこざるを得なかった人々が多く住んでいます。聖公会生野センターは地域性に沿った活動を旨として、のりばん(在日韓国・朝鮮人の高齢者が韓国の食事を頂きながら過ごす憩いの場)や、韓国語教室、しょうがい者と健常者が一緒に学ぶ美術教室、しょうがい者の日中活動の支援などを行ってきています。活動を始めた当初は小規模な集まりだったものが、近年ではどれも活発になり現在の場所では手狭になりました。もっと多くの働きが出来ることを願い、広い活動拠点に移ろうと計画しています。これらの働きは単に仲間の信徒の数を増やそうというだけではありません。一緒に神さまの本当の愛の働きに加えられ、多くの人々のともにその愛の働きを広めていくのです。祈りと愛の働きの拠点としての「伝道所」の誕生なのです。大斎克己献金が教会の外への働きを支えています。どうぞよろしくご協力くださいますようお願い申し上げます。
 
2008年 大斎節
日本聖公会管区事務所
総主事 司祭 三鍋 裕





本年の大斎克己献金は、主に次の働きのためにささげられます。

1.国内宣教のため―聖公会生野センター(大阪教区)
 活動充実のための移転計画のため
2.災害緊急支援
 2007年の災害援助:マダガスカル島台風被災者支援、ソロモン諸島地震・津波被災者支援、ペルー地震被災者支援活動、バングラデシュ台風被災者支援
3.重債務国復興支援
 ・南アフリカ・ハイヴェルド教区HIV/AID医療活動
 ・ウガンダ・チオコ病院のHIV/AID医療活動
 ・タイ・バーンサバイHIV/AID救援活動
 ・ミャンマー・タウングー教区の農業指導者育成事業
4.アジア・アフリカ支援
 ・タンザニア・難聴児教育
 ・アジア学院の働きのため





書とデザイン:安田有吾





2008.01.30 | 大斎節

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